伏虎中で最後の卒業式 小中一貫校へ統合へ
和歌山市立中学校18校で8日、卒業式が行われ、2786人が新たな門出の時を迎えた。
4月に開校する伏虎義務教育学校への統合により今月で閉校となる伏虎中学校(同市七番丁、林素秀校長)は最後の卒業式を迎え、55人が学びやを巣立った。
林校長は式辞で「最上級生として学習や部活動に取り組む姿は70年の歴史の最後を飾るにふさわしかったです。これから夢の実現に向けて一生懸命努力していくことでしょう。伏虎中学校最後の卒業生としての活躍と幸せを願っています」と卒業生に語り掛けた。
在校生を代表して2年生の狩野幸那さんが送辞を述べ、3年生の本田仁世君が「私たちの最後の1年は伏虎中学校の最後の1年でもありました。母校がなくなるのは心に穴が開く気持ちですが、だからこそ、ここでの日々を心に残したい」と答辞を述べた。
7日には同市を除く県内のほとんどの公立中学校で卒業式が行われ、本年度は計8401人が卒業する。