公共空間楽しもう 市駅前グリーングリーン
和歌山県の南海和歌山市駅前の通りに天然芝を敷き詰め、歩行者天国とする社会実験「市駅”グリーングリーン”プロジェクト」が8日の夕方、始まった。10日までの日程でライブステージやカフェ、マーケットなどの多彩な企画が行われる他、9日、夕方からは孫市の街!市駅夏まつりも開催。
人々が集まり、憩う場所を生み出そうと実行委員会が主催し、ことしで3回目。
初日は午後4時にスタートし、ビアガーデンやまちづくりに取り組む人同士のトークセッションなどが行われ、多くの人でにぎわった。
焼き鳥や地酒、たこ焼きなどのさまざまな飲食ブースが出現。まちづくりの分野で活躍している自治体職員や研究者、自営業者が「暮らしを豊かにする公共空間のつくり方」と題して語った。
ブースで「わかやま地酒BAR」を出店した㈱世界一統酒造事業部の東山光晴部長は「駅周辺を盛り上げたいと思い出店しました。県内の地酒8商品とビールを味わえるので、開放感に浸りながら飲んでほしい」と話し、職場の同僚と訪れた同市の公務員、前寿広さんは「おいしい料理とお酒を楽しみに毎年来ています」と話し、オープンカフェを楽しんでいた。
同プロジェクトの開催に合わせ、市内の市堀川を遊覧船で走る「市堀川クルーズ」も9日にスタート。初日から乗客を乗せた船が川を走る姿が見られた。