市高の南さん全国入賞 愛鳥週間ポスター

平成30年度愛鳥週間用ポスター原画コンクールの全国審査で、和歌山県和歌山市立和歌山高校(同市六十谷、勝本泰弘校長)デザイン表現科2年の南美羽さん(16)の作品が日本鳥類保護連盟会長賞に選ばれ、19日に同市小松原通の県庁南別館で表彰伝達式が行われた。

本年度の愛鳥週間行事の一環として、県内の小中高校から募集したポスター原画の中から県の審査で特選に選ばれた9点を全国に出品。410点の中から入賞となった。

南さんの作品の画材は木々にとまるヒヨドリ。鳥は野鳥図鑑を見て選び、アクリルガッシュで描いた。南さんは普段絵の具で描くことが少ないので、羽の質感を出すのが大変だったという。

伝達式では海草振興局の瀬光準局長から南さんに賞状と盾が手渡された。

高瀬局長は「コンクールに向けて制作、掲示することで野生の保護意識も高まる。南さんの作品で鳥類を大切にする気持ちを広めてもらえたら」と受賞をたたえた。

南さんは受賞について「うれしいと驚きが半々。これからもっといろんなポスターを描いてみたい」と話した。

連盟会長賞に輝いた南さんの作品

連盟会長賞に輝いた南さんの作品