豪華な着物の「福姫」も かじか荘で展覧会

着る機会の少なくなった着物を利用した愛らしいひな人形や小物が並ぶ、「甦りの雛美な」展が、和歌山県紀美野町菅沢のかじか荘で開かれている。開催は4回目で、伝統的な柄を生かした趣のある作品を楽しもうと県内外から多くの人が訪れている。3月3日まで。

同町小川地区公民館で活動しているグループ「リサイクルアート」メンバーの丹精込めた作品や、メンバーの提供による鳳凰や鶴など日本古来の縁起の良い柄の留め袖などが、館内にずらり。

なかでも愛嬌(あいきょう)のある人形「福姫」は豪華な着物やかんざしを身に付けており、訪れる人の注目を集めている。

同施設の塚田晃次事務長は「平日でも女性を中心に多くのお客さまがみえてくれてます」と話している。

入場無料。午前11時から午後8時まで。一部を展示販売。

18日は午前10時半から午後4時まで、「はす飾り」ワークショップが開かれる。参加費300円。予約不要。

来場者に人気の「福姫」

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