仁坂氏の推薦決める 次期知事選で自民県連

自民党和歌山県連は14日、今秋予定されている知事選を巡る対応について、現職の仁坂吉伸氏(67)を推薦候補に決めた。同日の記者会見で吉井和視幹事長が明らかにした。

知事選を巡っては、仁坂氏が推薦、元参議院議員で自民党県連会長代行の大江康弘氏(64)が公認を申請。今月3日に対応を協議する役員会を開いたが、結論は先延ばしになっていた。

推薦を決めた理由について、4年間の県政の安定した実績や産業振興政策、道路整備などの積極的な対応を挙げた。また一般人を対象にした調査を実施し、吉井幹事長は「4選を期待、支持している県民の声が大きい」とした。

13日夜には都内で二階俊博党幹事長や石田真敏衆議院議員、門博文衆議院議員、鶴保庸介参議院議員、県連三役との話し合いの場を設け、全員一致で現職推薦を決めた。仁坂氏にはすでに連絡済みで「ありがたいことです」と応じていたという。

一方、大江氏には14日朝に電話で現職の推薦を報告。吉井幹事長は公認について「党本部へは伝えていない」とした。大江氏は公認申請が通らない場合でも出馬する意向を示している。