基本計画や委員決定 ねんりんピック実行委
2019年11月9~12日に県内で開かれる第32回全国健康福祉祭「ねんりんピック紀の国わかやま2019」でソフトボール競技の開催地となっている和歌山県紀の川市の実行委員会の設立総会と第1回総会が27日、同市の粉河ふるさとセンターで開かれ、会則や基本計画を承認し、開催に向けた準備について確認した。
ねんりんピックは60代以上が主に参加するスポーツと文化の総合的なイベント。1988年から各都道府県の持ち回りで毎年開かれている。県内での開催は初めてで、県内21市町でサッカーやマラソン、将棋、健康マージャンなど27種目が開かれる。
設立総会では実行委員の委嘱が行われ、会長には中村愼司市長が就任。市内の行政や商工業、農業、教育など各種団体の代表ら78人が委員となった。
設立総会の冒頭で実行委副会長の貴志康弘教育長は「(選手たちに)紀の川市に来て良かった。また来てみたいと思ってもらえるよう万全の準備をし、おもてなしの心でお迎えしたい」とあいさつ。昨年9月に秋田県で開かれた前回大会の映像が上映され、開会式で行進する県選手団をはじめ競技の様子の他、大会中に健康や長生きに関する講演会、高齢者による美術展などが行われ、地域が盛り上がっている様子も紹介された。
続いて開かれた第1回総会では、事務局が提案した基本計画案を審議し、原案通り承認。大会本番を打田若もの広場、粉河運動場、貴志川スポーツ公園で実施することや、リハーサル大会としてことし11月23~24日に粉河運動場で「(仮称)近畿ねんりん親善ソフトボール大会」を開くこと、11月3~6日に富山市で開かれるねんりんピックのソフトボール競技を視察することなどを決定した。
今後は随時運営委員会を開き、大会に向けた準備を進めることも確認した。