和歌山市長賞に小西さん 発明くふうコンク

 第33回和歌山市民発明くふうコンクールの入賞者32人が決まり、最優秀の市長賞には市内在住の小西順さん(61)が発明した、言葉が不明瞭な人もファストフード店で注文できるようになるための練習ソフト「指差しで注文してハンバーガーショップで買い物をしよう!」、高校生以下の最優秀賞である市教育委員会教育長賞には、寝た状態でも周囲を見渡し探し物ができる市立直川小学校4年生、中山琴望さんの「起き上がれなくても大丈夫 ねたまま みえちゃん」が選ばれた。

 発明や工夫、アイデアを生かして日常生活の改善と豊かな暮らしを目指そうと、市と市教育委員会が主催。今回は235人から242点の応募があり、32人が賞に選ばれた。

 作品展が27、28日に伝法橋南ノ丁の市民会館市民ホールで開かれ、応募作品を全て展示。28日には同所で表彰式が行われた。

 小西さんは「支援学校の教員をしていた時に生徒の練習用に開発したもの。賞をきっかけにもっと活用してもらえたら」と話していた。

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 今回の受賞者は次の皆さん。

 【市長賞】小西順

 【市教育長賞】中川琴望

 【上中産業賞】依藤颯汰▽谷口和那太▽詫間大希

 【スガイ賞】藤田昊成▽藤野友太朗▽小池音火

 【シマセイキ賞】巽晃佑▽中西慶樹▽吉田優月

 【デイボン賞】中山暁翔▽矢野敏子▽中村凌

 【東洋ライス賞】竹内弘▽藤本愛望▽澤田知宙

 【日本化学賞】山田晃靖▽藤田朋也▽青木大和

 【ノーリツプレシジョン賞】横田逸希▽目らみさき▽濱渦康汰

 【和歌山精化賞】三宅和代▽湯川剛▽和田涼雅

 【日本弁理士会近畿支部長賞】辻本和夫▽宮本百々花▽城本大駕

 【県発明協会会長賞】池田隆之介▽山木大馳

 【ひらめき和歌山会長賞】大畑博

教育長賞の中山さんの作品(手前)と市長賞の小西さんの作品

教育長賞の中山さんの作品(手前)と市長賞の小西さんの作品