社会福祉で厚労相表彰 和歌山市から2人
社会福祉功労者に対する2020年度厚生労働大臣表彰に、和歌山県和歌山市から西和佐地区民生委員・児童委員協議会会長の松本彌生子さん、川永地区同会長の船橋静雄さんの2人が選ばれ、22日に市役所市長室で伝達式が行われた。
松本さんは31年、船橋さんは22年にわたり民生委員・児童委員を務め、地域の一人暮らし高齢者、子どもらの訪問、見守りなどの地域福祉向上の活動に長く貢献。松本さんは01年、船橋さんは14年に各地区協議会の会長に就任し、市民生委員・児童委員協議会の役員も歴任している。
伝達式では、尾花正啓市長が2人に表彰状を手渡し、「社会的なつながりが希薄化する中、地域の身近な相談役として貢献されている。今後も、長年の経験を生かしてご活躍いただきたい」と功績をたたえた。
2人は、時代とともに民生委員・児童委員の活動が多岐に及んできたことや、住民の生活の様子を知ることなどが難しくなっていること、新たな委員の担い手を見つけるのが大変なことなど、活動の苦労を語りつつ、地域福祉の向上に今後も尽くしていく思いを話していた。